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痛くないインフルエンザ検査(nodoca)はじめます。

AI医療機器「nodoca」を導入いたしました。
「nodoca」は、日本で初めて「新医療機器」として認証を取得したAI搭載医療機器であり、昨年2022年12月に保険適応となりました。AI搭載の咽頭内視鏡システムを用いて、専用カメラで撮影した咽頭の画像と問診データをAIで解析し、インフルエンザに特徴的な咽頭の様子や症状があるかを判定します。その判定結果や臨床所見からインフルエンザウイルス感染症の診断を行ないます。

長所;従来の検査(抗原検査)との違いは以下の通り

✓ 痛くない!(のどの写真を撮るだけ、鼻に綿棒入れません!)

✓ 早い(検査の待ち時間が短い)

✓ 発症後、早期検出が可能

① 従来のインフルエンザ検査では、鼻の奥に綿棒をいれて、粘膜をこするため、痛みや不快感がありました。nodocaでは、口の中に専用のカメラをいれて咽頭を撮影するだけですので、痛くありません。

② 従来の検査は検査結果がでるまで15分ほど待機する必要がありましたが、nodocaでは十数秒という短時間で判定できます。

③ 発症12時間以内であっても、従来のインフルエンザ抗原検査キットと比較して高い検出率を示します。実際にnodocaの使用経験の報告では、発熱から2〜3時間で検出した例や微熱での検出例もあります。

④ 検査費用;従来の検査と同じ保険点数;305点(3割負担;915円)です。

*とくに、痛い検査が苦手なお子さん(適応年齢6歳以上)にとって、負担の少ない検査になります。もちろん、大人の方も検査対象です。

【ご理解いただきたいこと】
・ 型の判定不可:インフルエンザウイルスの有無は判定可能ですが、A型かB型かの区別はできません。

・診断精度:精度は約80%程度ですが、従来の抗原検査と比べても劣ることはありません。

・喉の奥がよくみえずこの検査ができないことがあります。

・同じ日にこの検査と抗原検査を両方やることはできません。

2024年1月9日